歯科恐怖症

歯科恐怖症

  あざみ野、たまプラーザ近郊の歯医者、あざみ野フォレスト歯科院長の石山です。

  成人の患者さんの中に「歯科恐怖症」の人が10〜20%いると言われており、実際に当院の問診票にあらかじめ歯科恐怖症と書く患者さんがいます。歯科恐怖症の患者さんは、歯科医院に行くことそのものに理屈ではない不安や恐怖を感じています。その結果、口腔内にトラブルがあっても歯科医院に行くタイミングが遅れたり、あるいは行くこと自体を完全に拒否してしまいます。歯科医院になかなか行く勇気が持てないため、歯科恐怖症を治すこと自体が非常に難しいというのが現状です。

  歯科恐怖症は幼少期の歯科治療におけるトラウマ的な体験によって発症すると言われています。最近の米国の研究で、一部の歯科恐怖症は遺伝によるものであると発表されました。それによると、「痛みに対する恐怖」に影響を与える遺伝子群のうちのいくつかが歯科恐怖症に影響を与えているとのことです。これによって歯科恐怖症の概念についてより理解が深まり、より有効な歯科恐怖症の克服法の確立につながるのではと期待されています。

  実際に、自ら好んで歯科治療を受けたいという人はほとんどいないでしょう。歯科医療従事者が治療する患者さんの多くは、嫌でしょうけど歯科治療に耐えられる方々です。しかし、表面化しづらいだけで、めまいがするような不安感や恐怖感を抱えて来院する患者さんや、歯科医院の前まで来てどうしても引き返してしまう患者さんもいるでしょう。このような患者さんを少しでも多く救えるような歯科恐怖症の克服法が確立されることを願っています。

医院コラム

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