歯科医院はコンビニよりも多い、しかし…

歯科医院はコンビニよりも多い、しかし…

  あざみ野、たまプラーザ近郊の歯医者、あざみ野フォレスト歯科院長の石山です。

  昨今、歯科医院はコンビニよりも多いと言われています。実際、厚生労働省が発表した調査によると平成27年10月1日現在の歯科診療所は68,737施設あり、前年と比べて145施設増加したとのことです。歯科医院の施設数が報告されると必ずコンビニの店舗数との比較が話題に上がります。日本フランチャイズチェーン協会のデータによると、2016年7月現在のコンビニエンスストアの店舗数は54,331店舗あり、歯科医院はコンビニのおよそ1.3倍という計算となり、歯科医師の過剰や競争の激しさが引き合いに出されます。

  上の図をみると、どちらも右肩上がりで増加しているが、コンビニはまだ業種として比較的新しく、歯科医院数を上回る数の店舗が存在した時代はないので、歯科医院数が激増し、多くの人々にとって身近な存在であるコンビニの店舗数を追い越したという論調は正しくないといえます。ちなみに、クリーニング店やマッサージ店、カフェ店、調剤薬局はコンビニよりも数が多いです。

  また、コンビニ発祥といわれているアメリカのコンビニの店舗数は144,000店舗で、歯科医院数は164,966施設であり、アメリカでは歯科医師や歯科医院の過剰、過当競争が問題視されてはいないのが現状です。

  そもそも、コンビニは小売業であり、歯科は医療であることから比較対象として適切ではないように思えます。数字を使った説明は具体性があり、わかりやすいが、その数字の背景やより踏み込んだ議論を重ねることが大切なことだと思えます。

 

医院コラム

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